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【大人も同じ!】成功の秘訣は"感情"

  • 8月29日
  • 読了時間: 5分
3歳を過ぎても昼間のおむつがなかなか外れないお子さんが増えています。その大きな原因の一つに、子どものおむつ外しをサポートする大人の感情が影響しているという事実…
3歳を過ぎても昼間のおむつがなかなか外れないお子さんが増えています。その大きな原因の一つに、子どものおむつ外しをサポートする大人の感情が影響しているという事実…


大人の感情も、トイレトレーニングのカギだった!


「子どもには笑顔で寄り添いたい」 「なるべく怒らずに子育てしたい」 ——多くの保護者や保育者がそう願っています。


でも実際には、トイレトレーニング(トイトレ)が思いどおりに進まないと、イライラしたり、つい強い口調になってしまうこともありますよね。


特に、3歳、4歳、5歳を過ぎてなかなかおむつが外れないと、 「もう理解できる年齢なのに…!」 「他のことはできるのに、なぜトイレだけ…?」 「同じクラスの子はもうパンツなのに!」 と、焦りや怒りがふくらんでしまうのは自然なことです。

けれど実は—— トイレトレーニングがうまくいかない大きな原因のひとつが、大人の感情にあるのです。

大人の心が落ち着いた状態であれば、3歳を過ぎた子どものおむつ外しは、もっとスムーズに進みます。



大人も教わっていない「感情との付き合い方」


一般的なトイトレ本やネット記事では、

  • どのタイミングで始めるか

  • どんな準備をするか

  • どう子どもに声かけするか


といった「方法論」にばかり焦点が当てられています。


しかし実際には、大人の感情をどう整えるかが成功のカギなのです。


ところが、この点について体系的に教わる機会はほとんどありません。


そのため、「ネットや雑誌で紹介されている方法を試しても、うちの子は全然外れない!」と悩んでしまうのです。


すると次第に、

「叱ってはいけないのに、また叱ってしまった…」

「自分はダメな親(保育者)だ…」

と自己否定につながり、トイトレそのものが辛く感じられてしまいます。



「叱らないトイトレ」は理想。でも、我慢には限界がある


多くのトイトレ本には「失敗しても叱らないこと」と書かれています。もちろんその通りなのですが、実際には簡単ではありません。

3歳を過ぎてもなかなか外れないと、おもらしが続く日々にイライラしてしまうのは自然なことです。


例えば、布パンツをはかせて挑戦しても、数分後には床におもらし。その片付けを何度も繰り返していれば、最初は笑顔で対応できていた大人も、やがて我慢の限界を迎えます。


そして——


「どうしてまた失敗したの!」 「さっきトイレに行こうって言ったのに、なんで行かなかったの!」

と感情的な言葉をぶつけてしまう。

このとき子どもの心は、不安・恐怖・悲しみでいっぱいになり、ますますトイレに挑戦しにくくなるのです。 この前のブログ『成功の秘訣は”感情”(子ども編)でご紹介したとおり、人は感情がポジティブな状態になると行動できるけれど、不安や恐怖心がイッパイな状態では、行動できないのです。



大事なのは“我慢”ではなく、そもそも怒りを減らすこと


では、大人は「とにかく我慢」すればいいのでしょうか?

答えは NO です。 必要なのは 怒りをため込むことではなく、怒りがそもそも起こりにくい状態をつくること なのです。

そのためには、次のような知識を持つだけでも大きく変わります。


  • 怒りが起こるメカニズムを理解する

  • 子どものおむつが外れにくい本当の理由を知る

  • 一般的なトイトレ法の問題点や限界を知る



大人の気持ちが整うと、子どもの行動も変わる!


上記で紹介したような知識を得るだけで、大人の感情が自然と変わっていきます。


  • お漏らしをリピートされても、怒りに振り回されにくくなる

  • おむつがなかなか外れない子どもの気持ちに共感して寄り添えるようになる


結果、子どもとの関わり方や言葉がけも自然と変わっていきます。


  • 感情的に叱る言葉が減り、子どもが安心できる声かけが増える

  • 叱る代わりに「できたこと」にフォーカスした声かけが増える


結果、子どもの状態も変化していくのです。


  • 「失敗しても大丈夫」と安心できる

  • 「次は失敗しないよう頑張ってみよう」と挑戦できる


だから! 3歳過ぎたこどものおむつ外しでまず取り組むべきことは、子どもにトイレ排泄の練習をさせることではなく、ご褒美シールを用意することでもなく、大人の感情を整えることなのです。


おむつ外しは「親子の成長体験」になる


大人の感情が整った状態で取り組むことで、3歳からのおむつ外しは「辛い経験」から「親子の幸せな成長体験」へと変わります。


そこから得られる“ギフト”は、とても大きなものです。例えば、

  • 子どもへのギフト:自己肯定感、挑戦する力

  • 大人へのギフト:ネット情報に振り回されずに「子育ての答え」を子どもと自分とで見つける力、イライラや怒りと上手に付き合う力



まとめ:3歳からのおむつ外しを成功させる秘訣


多くの相談を受けてきた経験から、私が確信しているのは—— おむつ外しを成功させる最大の秘訣は“大人の感情”にアプローチすること

3歳や4歳を過ぎても外れないのは今の日本では特別なことではありません。 けれど、そのときに大人が感情に振り回されてトイレ排泄を教え込むのか、それとも心を整えて寄り添うのかで、親子の未来は大きく変わります。

トイレトレーニングを「子どもの挑戦」だけでなく、「大人も成長できるチャンス」としてとらえること。 それが、排泄自立を成功に導く本当の秘訣なのです。


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