おむつなし育児研究所
ミッション
『排泄の尊厳を大切にできる社会へ』 0歳からの自然なおむつ外しのような子育ての知恵は、これまで「親から子へ、そしてまたその子へ・・・」と、世代間で伝承されてきました。しかし、核家族化・都市化・グローバル化が進んだ現代では、昔の知 恵を伝えてくれる人が近くにいない・・・という人が圧倒的に多くなっています。そのような時代であ るからこそ、私たちおむつなし育児研究所は、『おむつなし育児アドバイザー養成講座』等の教育 プログラムを通じて、“自然で気持ち良い排泄の本質を理解し伝えられる人”を育成する活動を、責任を持って長期的に実施していきます。私たちの活動を通じて、赤ちゃんやお年寄りという、人生の最初から最後までの「排泄の尊厳」を大切にできる社会を目指します。
ビジョン
新型感染症や多発する自然災害という困難な状況に影響されることなく、また、地方や海外などの居住地に制限されることなく、私たちの活動を必要とする人々に教育プログラムお届けしていきます。そのために、これまでの対面型の活動に加えて、オンライン等のテクノロジーも利用した活動をさらに充実していきます。これにより、「おむつに頼りすぎない排泄」という、人間の尊厳である自然で気持ち良い排泄ケアが、選択肢の一つとして当たり前に認知される社会を目指します。
こどもと家族の排泄サポート研究所は、トヨタ財団の研究助成「『赤ちゃんにおむつはいらない-失われた身体技法を求めて』研究代表者 三砂ちづる」による『おむつなし育児研究メンバー』により、2009年に「おむつなし育児研究所」として設立された任意団体です。
赤ちゃんと排泄という切り口から、健康で心豊かな子育てをしたいと願う家族と、子育てに関わる専門職とをサポートすることを目的にしています。
ウェブサイトでの情報提供をはじめ、講演会、講座、研究、出版、及び、全国各地でおむつなし育児を推進する方々と連携して活動を行っています。2024年に名称を「こどもと家族の排泄サポート研究所」に変更しました。
創設メンバー
顧問 三砂ちづる
津田塾大学教員/作家
母性保健を専門とする疫学者、作家。津田塾大学教授。 1958 年山口県生まれ。兵庫県西宮市で育つ。1981年京都薬科大学卒業、薬剤師として働く傍ら、神戸大学経済学部(第二課程)、琉球大学保健学研究科修士課程卒業。1999 年ロンドン大学にて疫学のPhD。ロンドン大学衛生熱帯医学院(London School of Hygiene and Tropical Medicine) リサーチ・フェロー、JICA(国際協力事業団ー当時)の疫学専門家として約15年間、疫学研究を続けながら国際協力活動に携わる。ブラジル北東部セアラ州に約10年在住。2001 年1月から国立公衆衛生院(現・国立保健医療科学院)疫学部に勤務。2004 年3月まで応用疫学室長。2004 年4月、津田塾大学国際関係学科に教授として就任、2019年より多文化・国際協力学科教授。
https://twitter.com/c_misago_j
所長 和田智代
こどもと家族の排泄サポート研究所所長
名古屋大学大学院修士号取得、米国ワールドカレッジウェスト大学卒業、名古屋市立保育短期大学卒業(現:名古屋市立大学)。国内での保育士経験を経て、発展途上国の母子保健事業に従事。現在は国内を中心に、『大人と子どものコミュニケーション』をテーマに、講演・セミナー・カウンセリング& コーチング・執筆等、様々な形での子育て支援事業に携わる。
著書『幸せの排泄コミュニケーション』(言叢社)、訳書『おむつなし育児』『世界一幸せな子育て』(柏書房)、実践指導『五感を育てるおむつなし 育児』( 主婦の友社)、共著『赤ちゃんにおむつはいらない』(勁草書房) の他、育児・ 保育雑誌への執筆多数。全国各地で保育や医療専門職や母親に対する豊富な指導実績。
元自然育児友の会理事
研究員 吉朝加奈
東邦大学教員