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【これがカギ!】成功の秘訣は"感情"

  • 8月21日
  • 読了時間: 5分

更新日:8月29日

3歳を過ぎても昼間のおむつがなかなか外れないお子さんが増えています。でもそれは、親のせいでも子どものせいでもありません。子どもの感情へのアプローチが十分でないためなのです...
3歳を過ぎても昼間のおむつがなかなか外れないお子さんが増えています。でもそれは、親のせいでも子どものせいでもありません。子どもの感情へのアプローチが十分でないためなのです...

“やり方”ではなく“感情”


「うちの子、もう3歳なのにまだおむつが外れないんです」保護者の方や保育者から、こうした声をとても多く聞きます。


子どもは頭ではわかっているんです。「おしっこやうんちはトイレでするもの」「大人やお友だちはトイレでしている」「自分もトイレでできたらいいな」


でも実際には、なかなか行動が変わらない。それは「知識」や「やり方」が足りないのではなく、“感情”が動いていないからなのです。



感情が動くと、人は行動できる


こんな経験、ありませんか?


部屋が散らかっていて、「掃除しなきゃ」と思っている。掃除の仕方もわかっているし、掃除道具も揃っている。休日で時間もある。


それでも、なかなか重い腰が上がらず、先延ばしにしてしまう。


ところがある日、学生時代に仲がよかった友人が何年ぶりかに遊びに来ることになった! 「久しぶりに会える!楽しみ!」という嬉しい気持ちがあふれてきて、気がつけば数時間で部屋はピカピカ!

──これがまさに「感情が動いたから行動できた」例です。

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おむつ外しも“やり方”より“感情”


3歳を過ぎてからのトイレトレーニングも、これと全く同じです。 子どもに必要なのは、「どうすればトイレで排泄できるか」という方法論よりも、「トイレでやってみたい!」という感情


それが心に芽生えたとき、子どもは驚くほどスムーズに、おむつからトイレへと行動を変えていきます。



既存のトイトレ方法が抱える問題


ネットや育児雑誌で紹介されているトイレトレーニングの方法は、だいたいこんな内容です:

  • トイレに興味を持たせる

  • トイレに座る習慣をつける

  • 排泄のタイミングで誘う

  • おむつ内で出たら報告させる

  • 出る前に事前報告させる

もちろん、これらの方法が全く効果がないわけではありません。でも、中心になっているのは「子どもに行動させる」こと。


子どもの感情にアプローチする視点が欠けているのです。



ご褒美シールの限界


多くのトイトレ方法には「トイレ排泄できたら、ご褒美にシールなどをあげる」といったご褒美方式が紹介されています。 確かに、最初の数日は子どもの感情を動かす効果があります。


しかし、ご褒美はすぐに飽きてしまう。 「シールが欲しいからやる」という外からの動機づけでは、多くの子どもの気持ちは長続きしません。 ご褒美シール作戦では、トイレ排泄へ向けた、子どもの内側からの気持ちが十分に育たないのです。



感情を大切にしたアプローチが必要


子どもが「トイレでやってみたい!」という気持ち(感情)になるような、親や保育者の関わり方と声かけ。 それこそが3歳過ぎてからのおむつ外し成功の秘訣です。

  • 「頭ではわかっていても、なかなかトイレ排泄できない自分の気持ちをわかってもらえた!」という安心感

  • 「ママ&パパや先生に喜んでもらえた!」という喜び

  • 「お兄ちゃん・お姉ちゃんみたいトイレ排泄できるようになりたい」というチャレンジ精神

そうしたポジティブな感情を、おむつ外しのプロセスの中で、根気よく育んでいことが、何より大切なのです。 感情を育むって、具体的に何をすればいい? できることは、とーってもたくさんあります!例えばこんなことも↓ ーーーーーーーーーーーーーー 【おむつでしてくれてありがとうセレモニー】

おむつ外しに取り組む前に、子どもに対して、今までおむつで排泄してくれたことを心から感謝する。具体的なセリフは、例えば『おむつでしてくれたお陰で、家や服が汚れずに済んで、ママ&パパはとても助かったよ。ありがとう。〇〇ちゃんも、もう3歳になったから、お兄ちゃんやお姉ちゃんみたいに、トイレでできるから、少しずつ、練習していこうね。失敗しても、叱らないからね』 ーーーーーーーーーーーーーー たったこれだけのことで、どうして子どもの感情が動くのか? それは、子どもがこんな気持ちになるからです:

  • 今までのおむつ排泄行動が肯定されて嬉しい

  • 叱らないと約束してもらえて安心

  • 失敗してもいいから少しずつ練習したらできそうな気がしてきた

実際、このセレモニーをやっただけで、「トイレ排泄のステップがグーンと進んだ!」というケースはとても多いのです。 感情が動くための理論をしっかり学んで身につけると、そのためにできることがどんどん増えていきます。



<まとめ> 一生モノのポジティブ体験を!

「3歳を過ぎてもおむつが外れないのは遅いのでは?」と焦る必要はありません。大切なのは、子どもの感情を育むこと


やり方ではなく、気持ち。これについての知識を持つだけで、おむつ外しの道のりは驚くほどスムーズになります。 その知識を使って、3歳過ぎからのおむつ外しに取り組むことができると、知識はやがてスキルとなって、自分の中にしっかり定着します。 実は、子どもの感情を育むためのスキルは、おむつ外しが終わった後も、子どもが何歳になっても使える、さらに、相手が大人であっても使える、一生モノの対人コミュニケーションのスキルなのです! 多くの大人が「面倒でイヤだな...』というネガティブなイメージを持つ『おむつ外し』という子育ての大きなイベント。 でも、子どもの感情に焦点をあてたアプローチで適切に取り組めば『一生モノのポジティブ体験』に変わるのです。 1人でも多くの子ども&ママ&パパ、そして保育専門職に、その幸せな体験をしてほしい。 そんな思いから生まれたのが ★ーーーーーーーーーーー 3歳からの幸せおむつ外しアドバイザー養成講座 ーーーーーーーーーーー★ です 講座受講生のお一人が、こんな感想を書いてくれました: 受講前は断固として布パンツを履こうとしなかったのに、講座が始まって2ヶ月くらい経った時に、ある日突然自分から「お兄さんパンツを履く」と言い出し、良い方に向かっています。本当にこの講座と出会えてよかったです(会社員YKさん)”



👉 次回のブログでは「成功の秘訣は"感情"!」の大人編として、子どもの感情だけでなく、保護者や保育専門職など、おむつ外しをサポートする大人の感情も、おむつ外し成功のカギになる理由をお話しします。

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