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【開催レポート】《おむつを考える月間》2週目

こんにちは! おむつなし育児研究所公式サポーターのあっこです。


6月20日は0620(おむつゼロ)の日!


そして6月はおむつ関連の日がたくさん!


おむつなし育児研究所公認Clubhouseにて、誰でも無料で参加できるイベント

《おむつを考える月間》を開催中です!

今月は毎週木曜日にゲストをお呼びして、おむつについて考えます。

第2週目6月8日(木)のゲストは、、

私たち、おむつなし育児アドバイザーの先生、

おむつなし育児研究所所長の和田智代さんでした!





とても経験豊かで、いつも温かいお言葉をくださる和田さん。

「人生に無駄なことは何も無い」を体現されているお方です。

そんな和田さんから、7月に発売予定の電子書籍

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〈アドラー心理学×おむつ外し〉

3歳すぎても『おむつが全然外れない!』

と思ったら最後に読む本

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への想いと、

参加者の方からの質問にお答えいただきました!



ーおむつなし育児の研究に備わり始めてから、ずっと書きたかったことー

「実は、おむつなし育児の研究に関わるようになった初期の段階から、

おむつなし育児の本も書きたかったが、

それ以上に、3歳過ぎてもおむつが外せなくて困っている方達に向けて

本を書きたいと思っていた。

なぜなら私自身が当事者だったから。」


「息子が2人居て、おむつなし育児なんて知らなかったので、

特に長男は、トイレトレーニングを普通にやってすごく拗れた。

当時ベストセラーになった、アメリカの行動心理学者の方が書いた

『おむつは1日で外れる』を読み、

“絶対一日で外してやる!”と意気込んでいた。

ところが、1日で外れるどころか

長男とのおむつ外しバトルは3年も続いた。」



ーおむつ外しで辛い思いをしている人に届けたいー

「私のおむつ外しは、子育てしてきた30年の中で唯一

すごくトラウマというか、今思い出しても辛い体験。」

「おむつなし育児を知り、長男に謝ることで、

(長男が)わかってくれて、優しい言葉をかけてもらって

とりあえずいいのだけど、、。

それでもやっぱり、

あの時の子育ての自信を無くしたり、

自分を責めたりがすごく辛かった。

おむつなし育児をしているお母さん達や保育園の先生達が羨ましくてしょうがない!笑」


「おむつなし育児の研究に関わらせてもらったことで、

なぜ自分と息子のおむつ外れが3年も拗れたのかが、バチッとわかった。

なので、おむつ外しがうまくいかず辛い思いをして、

子育てに自信を無くしている、昔の私みたいな人に、どうにか、

3歳からでも大丈夫ですよみたいな感じで、

その方法をどう考えたらいいのか、何をしたらいいのか、

ということを伝える本をずっと書きたいと思っていた。」



ーアンガーマネジメントより重要なことー

「おむつ外しで課題なのは、いかに親が怒らないで、むかつかないで済むかということ。」

「アンガーマネージメントの考えもあるが、

一方で、怒りをコントロールしようとかマネージしようとするのは

人によってはすごく大変。

そもそも怒りが起こらなければいい。

大人がどういうマインドでいれば、

3歳過ぎのおむつ外しで、なるべくむかつかないで乗り切ることができるか、

というのも大きな柱の一つ。」


「“誰とでもどうやったら幸せな人間関係を築けるか”

というのがアドラー心理学の基本的な考え方。」


「アドラー心理学を学んで、拗れたおむつ外しをすることで、

学んだことをすぐに実践し、

アドラー心理学の知識とスキルを身につけることができ、

それは一生使える。

おむつ外しが拗れた人がこの本を読むことで「あの時拗れてよかったわ」

と思ってもらえるのではないかと。」



ー参加者さんからの質問「おむつなし育児をしていて、保育園に預けるとどうなるか不安」ー

「せっかくここまでやってきて、

保育園に預けておむつなし育児が続けられなくなるのは心配

という気持ちはよくわかる。」

「入園前の、家庭での状況の聞き取りなどの時に

“おむつなし育児”というワードは使わずに、お子さんの排泄の様子を伝えるのはどうか。」

「“家ではこんな風におむつの外でおしっこやうんちをしています”とか、

“こんな時におしっこやうんちが出ます”など。」


「・汗疹になりやすいからなるべくおむつを外しているとか

・便秘がちで、おむつを外すとうんちが出やすくなると聞いて実践している

とか、そんな伝え方も。

意外とさらっと「いいですよ」とやってくださる保育士さんもいる。

連絡ノートに、「今日はこんなタイミングでトイレでおしっこできた!」など、

排泄の記録を残すのもお勧め。」


「それでもどうしても、

“うちは2歳からしかおむつば外しません”

などということであれば、

赤ちゃんは賢くて、ちゃんとわかってくれるから、

保育園は保育園、家では家のやり方で進めていってもいい。

今まで排泄に心を寄せてもらったことは、赤ちゃんの中にちゃんと残っているので、

そんなに心配されなくても大丈夫。」


ー排泄が気持ちよくできるってすごく大切なことー

「介護の世界の方と関わるようになって、

どんな楽しいレクリエーションプログラムをするよりも

お話の相手になってあげるよりも

気持ちよく排泄させてあげられるということはすごく大切だと感じている。」

「おむつ内排泄をしていた高齢者の方達が

おむつに頼り過ぎない介護を始めたことで、とても良い状況になった。

というエピソードをすごく沢山聞くようになった。」

(この話を始めると3時間くらいかかるとのこと!)


「“最近頻尿だから心配で”とか、自分からおむつを履き始めるのはありだ思う。

パンツだと不安だから、おむつを履いていると安心して出かけられるとか、

そのために便利なものがある。

そうではなく、本人はおむつの中ではしたくないのに

周りのお世話の都合などでおむつの中で排泄しなさいとするのは

尊厳に関わるのではと思う。」


「排泄って、人間が生まれてから死ぬまで続く行為。

それが気持ちよくできるようにさせて上げるということは

そのかたの自尊感情や尊厳に結びつくと感じる。」

「小さいお子さんにとっても

“気持ちよくおしっこうんち出て良かったね”

と言ってもらえることは、

丸ごとその子の存在を肯定してもらえるということに繋がる。」



ー参加者さんからの質問「保育園に預けさせようとする最近の子育て支援政策、どう考えますか?」ー

「全ての人にとって良い政策というのは無いのだと思う。」

「家の中でお子さんとだけで過ごしていても全然ストレスでは無いという人も居れば、

なかには、小さい子と家の中でずっと過ごすのがストレスで辛い、

という方も多いらしい。

その中で、国として何ができるかというと、

お母さんのストレスを軽減するためには

お仕事があるないにかかわらず、

お子さんと離れる時間を作るというのは

とても大きな良いことだとは思う。」


「一方で、子どもにとってはどうなんだろう?と考えると

その預け先の保育園が子どもにとって良いとことであれば良いが

人手が足りず、問題のある保育をされているようなところだとすると

子どもにとっては悩ましい。」

「保育園に預ける、預けない、仕事をする、しない、それぞれ選びやすい環境だといい。」


「色々な国の状況を見てくる中で、

保育園に預けなくても、近所の方や、地域で子育てする環境があるというのが

子育ての責任が全部保護者1人で抱えなくて良いので

本当はベストかなとは思う。」

「最近は、またそういうみんなで子どもたちを見るという

コミュニティを作ろうという方達も出てきていているので、

自分で動くというのも良いかもしれない。

1人1人のそういう心がけが、良い方に向かっていく。」


《りなさん談》

ドイツから見ると子育てがしやすい環境というのは

社会全体で作られている。

時短で仕事をするのも当たり前で、

お父さんが保育園に連れてくるのも半分くらい。


《かすみさん談》

地域でお母さんたちみんなで見れるような幼稚園に入りたいと思い

30人しか入れない幼稚園を見つけて入園した。

昨年プレ幼稚園に参加した時に園長先生がおむつ外しの話で

「子どものおしっこをお母さんが感じられるかどうかによって

入園した後、子どもがこの先どんどん離れていった時に

親として、見えてなくても子どもが今何をしているかというのを

感じる直感力を養うのは、おむつを外す0歳〜2歳の間で決まる。

子育てってそう言ったところに醍醐味がある方やってくださいね。

という話があり、入園の決め手になった!

親たちも年中幼稚園に子どものサポートをしに行っていて、

子どもと直接接する時間は無いけど、

園で子どもたちの遊ぶ声を聴きながら、

お母さんたちで集まっている。




ー最後に一言ー

「おむつなし育児はまだまだマイノリティだけど、

本当にすごく広がってきている。

15年前と比べたら全然違う状況にある。

みなさん一人一人が、

いろんな形でいろんな場所で発信し続けて下さっていることが

こんな大きな変化を産んできているので

ありがとうございますという感謝の気持ちと共に

この6月のおむつについて考える月間ということで

更にみなさんで盛り上げていっていただけたら

幸せな排泄を人生の最初から最後までさせてもらえる人が

更に増えて、良い世の中になると思いますので

みなさんよろしくお願いします。」


また、7月3日発売予定『クーヨン8月号』は、

トイレトレーニング特集で和田さんのインタビュー

「和田智代先生、子どもに教わるおむつなし育児」も

が掲載されるとのこと!



温かい愛の溢れる、盛り沢山な内容のお時間となりました❤️

和田智代さん、ありがとうございました(^^)


ここに書き切れていないことも、まだまだあります!

是非是非、こちらから聴いてみていください♪




そして和田智代さんの電子書籍

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〈アドラー心理学×おむつ外し〉

3歳すぎても『おむつが全然外れない!』

と思ったら最後に読む本

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★おむつを考える月間、

次回は最終回、 6/29 開催です!

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