
不思議な現象
私が長年にわたって『おむつに頼りすぎない育児』の講座や講演会をしてきた中で、とても不思議な現象に何度も出会ってきました。
何かというと、講座や講演会で私の話を聴いたお母さんたちが 『和田さんの話を聴いた後、特に何もしていないのに、トイレトレーニングがこじれて困っていた3歳の娘のおむつが、すぐ外れました!』 とか 『和田さんの話を聴いた後、特に何もしていないのに、イヤイヤ期で困っていた息子のおむつなし育児に、なんだかあんまりイライラしなくなって、そしたら再びおまるでしてくれるようになりました!』 みたいな不思議な現象を、本当にたくさんのお母さんが報告してくれるのです。 ......あ、『だから私、すごでしょ!』と自慢したいわけではないので、誤解しないでね(;^_^A
非言語のエネルギー
そうじゃなくて、これはお母さんたちが発する『非言語コミュニケーション』的なエネルギーが変化したために起こった現象だと思うのです。
......こういう話をすると『非科学的で怪しい』と感じる人がいるかもしれません。私も以前はそうでした。
でも今は、そうした人間から発せられる目に見えない空気感とかエネルギーみたいなものが周囲に及ぼす影響が、物理学の一つとして注目を浴びている『 量子力学』の世界において、科学的なコトバで説明されつつあります。
量子力学について詳しく知りたい方は 、ネットで検索するとたーくさん出てきますから、そちらを見てね。
ありのままを受け止める
私の「おむつに頼りすぎない育児」の話を聴いてくれた後でお母さんたちが醸し出すようになる『 空気感』ってどんな感じなのでしょうか? お母さんたちの『良い空気感』は、私の話から子どもの排泄の本来の姿を理解して、心から『確かにそーだよね』って受け止めることから始まります。 次に、トイレトレーニングやおむつなし育児が上手くいかなくてイライラしている今の自分も、『そーだよね。イライラするよね』『なのに頑張っているよね、自分』とそのまま受けとめます。
こうして、子どもに対しても自分に対しても「そのままのありのままを受けとめて『OK』を出す」ことで、その人の中に良い空気感が生まれていきます。 講座や講演会で私の話を聴いているうちに、その人の中に良い空気感が生まれていくと、結果として、子どもが言うことをきいてくれやすくなったり、自分も以前のようにイライラしにくくなる......みたいな現象が起こることがあるようです。
それって実は、トイレトレーニングやおむつなし育児のノウハウよりも、もっともっと大切なこと。 だから私は、話を聴いて下さったその人の中に、『良い空気感』をなんとか醸成していただきたい......という、祈りにも似た気持ちを込めて、講座や講演会で一生懸命お話しするわけです。
なので、私の話の内容はおむつ外しのノウハウ的なことよりも、ノウハウとは一見関係ないように見える他の話が圧倒的に多い(笑)
ノウハウに偏ると...
ノウハウに偏るのが危険なのは、『ノウハウどおりに自分の子どもも行動してほしい』みたいな親の下心が、見えないエネルギーとしてダダ漏れ状態になること(笑)。
つまり『こうしたら、ああなるハズだ』的な、ちょっとイヤな空気感が親から醸し出されてしまうこと(笑)。
その空気感を子どもは敏感に感じ取ると、反発して言うことをきいてくれなかったり、または表面だけ言うことをきいたように見せかけるけど全然ハッピーじゃなくて、思春期頃に大爆発を起こす...みたいなことになってしまう。そして、子育ては辛くて苦しいものになっていく...。
そうじゃなくてノウハウはいったん脇に置いて、ありのままの子どもと、ありのままの自分をそのまま受けとめる方が、お母さんから圧倒的にイイ感じのエネルギーがあふれ出て、すると子どもとの関係もよくなって、子育てはもっと楽で楽しくなっていくのです。
ノウハウも参考にして良いのだけれど、まずは「空気感」です。良い空気感の中でノウハウを使えば、効果倍増です!良い空気感なしにノウハウだけに頼ると、辛く苦しくなるリスクが大きい。
......あ!お母さんの話ばかりしてしまいましたが、お父さんも同じです。
そして、お母さん的な存在である、保育園や幼稚園の先生ももちろん同じ。
おむつ外しも含めた子育てや保育全般で、まず大切にすべきは、ノウハウよりも大人の空気感だ!......と、私は心の底から思うのであります(^^)/
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