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受講生が受賞!「排泄に寄り添う保育」が保育専門誌で評価された理由

  • 2025年12月29日
  • 読了時間: 5分

更新日:2025年12月30日

排泄に寄り添う保育の実践が受賞。講座の開講10年目に届いた、胸がジーンときた嬉しいお知らせ
排泄に寄り添う保育の実践が受賞。講座の開講10年目に届いた、胸がジーンときた嬉しいお知らせ

今年の終わりに、胸にジーンとくる出来事がありました


2025年がもうすぐ終わりますね。 いかがお過ごしですか? 私は今年最後のブログに、何を書こうかな・・・と考えていました。

今年は、こどもと家族の排泄サポート研究所が一般社団法人になった年であり、長年の夢だった「3歳からの幸せおむつ外しアドバイザー養成講座」を開講できた年でもありました。

そして、0歳からの自然なおむつ外しアドバイザー養成講座(おむつなし育児アドバイザー養成講座)を開講してちょうど10年目の節目の年でもあり、その関連イベントを、いくつも開催できた一年でもありました。

...というように、今年一年を振り返るには出来事が多すぎて、言葉がまとまらないまま年末を迎えていたのですが...

“受講生が受賞!”のお知らせを受け取った瞬間、「ああ、これを書こう」と、自然に心が決まりました。

私たちの講座「0歳からの自然なおむつ外しアドバイザー養成講座」を受講してくださった、ベテラン保育士の石田(光本)千枝さん。

石田さんが、講座で学んだ「排泄に寄り添う視点」をもとに、ご自身が勤務する保育園で実践してきた日々の保育をまとめ、小学館の保育専門誌『幼児と保育』による「私の保育記録」に応募して、見事、受賞されたのです。

受賞した石田さんの保育記録は ▶︎ こちらで読めます。

この保育記録を読んだとき、嬉しさと同時に、言葉にしきれない感慨が、私の中に静かに広がっていきました。

「排泄」を、子どもの力を育てる営みとして捉えるということ

石田さんの実践は、「排泄」を単なる生活習慣の獲得として扱うものではありません。 大人が主導して進める「トイレトレーニング」でもなく、「◯歳だから外さなければならない」という期限付きの指導でもありません。

そこにあるのは、子どものからだの声に耳を澄まし、子どもを信じ、子ども自身が“気づいていく力”を育てる関わりです。

それはとても地味で、時間がかかり、成果がすぐに見えるものではありません。

けれど、石田さんの記録からは、排泄という一つの行為を通して、子どもが、少しずつ、しかし確かに、自分で成長していく様子が伝わってきます。

心に深く残った、今井和子先生の講評

今回の受賞にあたり、審査員のお一人であり、保育界の重鎮である今井和子先生から、次のような講評が寄せられました。

「初めてこの論文を読んだとき、『これを3歳未満児に携わるすべての保育者に読んでもらいたい』と思いました ...<途中略>... 排泄というひとつの生活習慣の自立を、大人主導のトイレトレーニングとして扱ってしまうのではなく、子どもの自発性を養う力に促していくことで、子どもの生活がよみがえることを、見事に実践してくれました」

この言葉を読んだとき、正直、胸がいっぱいになりました。

「排泄に寄り添う」という、一見とても小さく、周縁に置かれがちなテーマが、子どもの育ちの本質に、深くつながっていること。

それを、長年子どもと向き合ってこられた今井先生が、はっきりと言葉にしてくださったことに、深い感動を覚えました。

10年目の終わりに届いた、何よりの贈りもの

今年は、私がこの養成講座を始めてから、ちょうど10年目の年でした。 主な受講生、子育て中の母親&父親、保育や保健医療等の子育て支援専門職などです。

講座を始めた当初は、 「保育の現場では、排泄なんかよりもっと大切なことがあるのでは?」 「保育という集団の場で、排泄に寄り添うなんて無理では?」 といった声に、心が揺れることもありました。

それでも、「受講したいです!」という人は、じわじわと増えていき、気がつくと、2,000名を超えていました。 その中には、大勢の保育士さんたちがいました。

講座が開講した10年目に、受講生さんの実践が、こうして社会に開かれた形で評価されたこと。

これは、私にとって「続けてきてよかった」と、静かに背中を押してもらった出来事でした。

...だからもう本当に、すごくジーンときました。

来年へー「排泄に寄り添う育児・保育」が広がる未来を信じて

排泄は、誰もが毎日行う、当たり前の生命の営みです。 だからこそ、そこに丁寧に目を向けることは、子どもの尊厳や主体性を守ることに、まっすぐつながっています。

石田さんの実践と、この受賞は、「排泄に寄り添う保育・育児」が、決して特別な人だけのものではなく、多くの現場に広がっていく可能性を示してくれました。

来年もまた、小さな子どもたちの排泄の尊厳を大切にしたいと考える皆さんと共に、学び、考え、実践を重ねていきたいと思います。

今年も、私のブログを読んでくださり、ありがとうございました。 そして来年もまた、「子どもの力を信じる子育て・保育」を、共に育んでいけますように。 ーーー

文責:和田智代(一般社団法人 こどもと家族の排泄サポート研究所 代表理事) 

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