子どもの便秘はなぜ治らない?医療だけでは解決しない理由
- 4月15日
- 読了時間: 6分
更新日:4月16日

「また出てないの?」
そう言いながら、カレンダーを見て、胸がざわつく。
3日目。4日目。
トイレに座らせても、出ない。 座ったまま、顔をこわばらせている。
「痛い…」
小さな声でつぶやく、その一言。
思わず、
「頑張って」 「もう少しで出るよ」
そう声をかけながら、
本当は、どうしてあげたらいいのか分からない。
水分も便秘に良い食事も そして運動やマッサージも
良いことは全部してるのに......
■便秘の背景にある本当の問題
2025年12月に、朝日新聞の朝刊で、5日間にわたって、子どもの便秘の連載記事が組まれました。
記事に登場した子どもの便秘の第一人者、中野美和子先生は、こう語っています。
便秘の治療は長く続くこともある
だから保護者が便秘の仕組みを正しく理解し、自宅でコントロールすることが不可欠
この「長く続く」「保護者が理解してコントロールする」に、とても大きな意味があります。
つまり、
・医療の力だけで治るわけではない
・家庭の関わりが治りを左右する
しかし
“家庭の関わり方”を誰もちゃんと教えてくれない。
これが、本当の問題です。
■なぜ、どんどん悪化していくのか
便が出ない。
お腹が張る。
硬い便が、やっと出る。
その時の痛みを、子どもはしっかり覚えています。
「また、あれが来る...」
そう思った瞬間、子どもの気持ちは
・出したくない
・我慢したい
そして、また出なくなる。
「排便が怖いものとして学習されてしまった状態」
一度このループに入ると、
・我慢する
・さらに溜まる
・便が硬くなる
・出す時もっと痛くなる
から、どんどん抜け出せなくなります。

これが、子どもの便秘で実際に起きている「悪循環」です。
この状態になってしまっていると、繊維質や発酵食品、水分、運動、腹部マッサージでだけでは、あまり改善しないケースがほとんど。 しかし多くの大人は、この事実を正確に知らないまま関わっています。
気づいた時には、
「うちの子、ずっと便秘なんです...」
そう言うしかなくなっている。
■医療だけでは届かない現実
もちろん、医療はとても大切です。
薬や浣腸や座薬など、必要な対応がなされます。
しかし、便秘治療でより大切なのは、家に帰ったあと。
・薬や浣腸を嫌がる子への関わり ・トイレ排便を拒否する子への関わり
というところまで、納得いく形で教えてもらえないことが多いのが現実です。
そして保護者は、
「これで合ってるのかな…」
「こんな小さい子に薬を長期間、飲ませていて大丈夫かな…」
「いつも浣腸してたらクセになるのでは…」
そんな不安を抱えたまま、毎日を過ごしています。 次の診察は2週間後。
でも...正直、お医者さんに処方されている薬のことを、「大丈夫ですか?」なんて、なんとなく聞きにくい。
ネットを見ても、情報はバラバラ。
結局、
最後は自己流でやるしかない
ここに、
大きな“見えない空白”があります。
■その空白を埋める存在
ここで、ちょっと考えてみてください。
子どもは、どこで排便するでしょうか?
病院ではありません。
・家庭 ・保育の現場
そう、毎日の生活の中です。
そこにいるのは
・親 ・子育て支援に関わる専門職
子どもの表情を見て、小さな変化に気づける人たち。
もし、その人たちが
・便秘の仕組みを理解し ・正しい関わり方を知っていたら
どうなるでしょうか?
・早い段階で気づける ・悪循環に入る前に止められる ・適切なタイミングで適切な医療機関につなげられる
それは、
子どもの未来を変える力になります。
そして実は、この「空白」を埋めるための学びは、これまでほとんど体系化されていませんでした。
・医療サービスはある ・育児の情報もたくさんある
でも、便秘の子を前にして
・日常でどう関わるか ・どう見極めるか ・どうつなぐか
この“間”を担う学びが、なかった。
だからこそ、
こどもと家族の排泄サポート研究所による「家庭と病院を結ぶ★子どもの排便&便秘アドバイザー養成講座」は誕生しました。
■この講座の背景にあるもの
この講座は、単なる知識の寄せ集めではありません。
共同開発者は、小児便秘の専門医であり、日本における子どもの便秘の第一人者中野美和子先生。
今、4~5人に1人の子どもが便秘という厳しい現実の中、朝日新聞でも特集が組まれ、その中で中野先生の診療と考え方が紹介されるなど、現場の最前線で子どもたちと向き合い続けてきた医師です。
そんな中野先生が、
・医学監修として関わり ・講師としてライブ講義にも登場する
それが、この講座です。

■「いい腸を育てて、待つ」という視点
中野先生が伝えている言葉
「いい腸を作っておいて、体と心の成長を待つ」
これは、
・便を出せる体を整える ・安心して出せる経験を積む ・子どものペースを尊重する
そして、
「大丈夫、この子はちゃんと育つ」
そう信じて、待つこと。
でもそれは、何もしない“待つ”ではありません。 便秘のことを的確に理解している人だけができる「待つ」です。
■もし今、迷っているなら
もし今、
・このままの知識で便秘児に対応していていいのか迷っている ・何か違う気がしている ・もっとちゃんと理解したい
そう感じているなら、
それはきっと、
「知る準備ができているサイン」です。
■まとめ
子どもの便秘の本当の問題は、
・子どもの体質のせいだけではない ・親の努力不足でもない
「周囲の大人がよく知らないまま関わってしまうこと」
それが、問題を長引かせてしまう。
別の言い方をすると
・正しく知れば ・関わり方を変えれば
子どもは変わります。
そしてその変化は、
苦しそうな顔が、安心した表情に変わる
「痛い😖」が「すっきり出た~😄」に変わる。
その瞬間の、あの表情は、きっと一生忘れられないものになります。
ーーーーーーー
文責:和田智代(一般社団法人 こどもと家族の排泄サポート研究所 代表理事)
📚 ブログのバックナンバー
👉 過去のブログはこちらから読めます
📩 こどもと家族の排泄ニュースレター
ニュースレター(無料)に登録すると、和田智代のブログが毎月自動配信されます。子どもの排泄を中心に、一般のメディアでは報じられない最新情報や研究トピックをお届けしています。
🎁 ニュースレター登録でプレゼント
自然なおむつ外しのコツがわかるマンガ冊子「まいにちおしりケーション(PDF版)」を無料でプレゼント!
📬 ニュースレター登録はコチラから
📷 公式インスタグラム
下記のヒントを発信しています:
・0歳からの自然なおむつ外し ・3歳からの幸せおむつ外し ・子どもの便秘問題
・夜尿/障がいがある子のおむつ外し
🌿 研究所インスタグラムはコチラから
🎓 アドバイザー養成講座
年間を通して3つのアドバイザー養成講座を開講しています。
講座詳細サイトにあるウェイトリストにご登録いただくと、募集開始時にメールでお知らせが届きます。
🔗 詳細は各講座タイトルをクリック
