助産師・保健師を目指す学生さんへ「赤ちゃんの排泄&おむつ」講義|湘南医療大学で3年連続登壇
- 5月26日
- 読了時間: 4分

先日、横浜にある湘南医療大学の専攻科(公衆衛生看護学専攻・助産学専攻)の学生の皆さんを対象に、こどもと家族の排泄サポート研究所研究所代表の和田智代が、
「赤ちゃんの排泄&おむつを考える ― 子どもの排泄トラブルを減らすためにできること ―」
というテーマで講義を担当させていただきました。

ありがたいことに、このテーマで湘南医療大学にて講義を担当させていただくのは、今年で3年連続になります。
今回対象となったのは、一般的な学部学生ではなく、「専攻科」の学生さんたちです。
すでに看護師免許を持ち、学士あるいは高度専門士を取得している方々が、
(保健師)や助産師という高度専門職を目指して学ばれている課程です。
つまり、すでに医療専門職としての土台を持つ学生さんたちに向けて、「赤ちゃんの排泄」というテーマをお伝えしているということになります。
一見すると、「赤ちゃんのおむつ」は育児の中の小さなテーマに見えるかもしれません。
しかし近年、
・4歳を過ぎてもおむつが外れない ・5歳になってもうんちだけおむつでないとできない ・小学生になっても排泄トラブルに悩む
といった子どもたちが増えています。
また、保護者の困り感やストレス、親子関係、保育現場・医療現場での支援の難しさにも深く関係しており、「排泄」は決して小さなテーマではありません。
だからこそ私は、排泄を“発達”や“健康”、そして“尊厳”の問題として捉える視点を、保健医療の専門職にも届けたいと考えています。
今回の講義後、学生さんたちからも印象的な感想が寄せられました。
「赤ちゃんの排泄は、おむつで受け止めるものだと思っていたが、子どもの発達や親子関係、将来の排泄自立にも深く関わることを知り、考え方が大きく変わった」
「小学生でも排泄に困る子がいる現状に驚いた。排泄の問題は家庭だけの課題ではなく、社会全体で支える必要があると感じた」
「“トイレはおむつの中でするもの”と覚えた子に、突然トイレでしてと言う難しさが理解できた。排泄の自立を身体感覚から支えることの意味が腑に落ちた」

こうした感想からも、学生さんたちが単なる知識としてではなく、未来の助産師・保健師として、支援の視点そのものを広げて受け取ってくれたことが伝わってきました。
助産師や保健師は、赤ちゃんが生まれた直後から親子に伴走できる存在です。
だからこそ、排泄の視点を持つことは、将来的な便秘や排泄トラブルの予防、親子支援にもつながる可能性があります。
「排泄」は、見過ごされやすいけれど、子どもの健康と尊厳に深く関わるテーマ。
これからも、家庭・保育・医療をつなぐ架け橋として、この学びを広げていきたいと思います。
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