第68回日本公衆衛生学会総会(2009年10月21日~23日@奈良)で発表しました!
(学会情報詳細: http://www.secretariat.ne.jp/jsph68/index.html)
■ ポスターセッション
2009年10月21日(水)15:30~16:30 ポスター会場A (奈良県文化会館/1F ロビー)
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赤ちゃんにおむつはいらない-失われた身体技法を求めて
(和田知代/特定非営利活動法人HANDS)
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おむつなし育児ミーティングにおける参与観察~知恵の語りと伝承の可能性~
(守谷めぐみ/九州大学大学院医学系学府医科学専攻修士課程医療システム学教室)
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育児書・女性誌からみたおむつと育児法の変遷―おむつに関する記事の80年を追ってー
(吉朝加奈/津田塾大学大学院国際関係学研究科)
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「二歳でおむつがはずれる」は、すでに"一昔前"なのか~コホート調査のデータより~
(三砂ちづる/津田塾大学学芸学部)
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■ 自由集会
2009年10月22日(木) 18:15~20:15 奈良商工会議所小ホール
No. 32
赤ちゃんにおむつはいらない ―失われた身体技法を求めて
私たちは赤ちゃんにおむつをあてる。赤ちゃんは排泄をコントロールできず「垂れ流し」であると思っているからおむつをあてている。現在、「無理しておむつをはずさない方が良い」という意見のほうが通りがよく、3歳になってもおむつをあてられている赤ちゃんも多い。
洗濯機や紙おむつが普及していないころはさぞかし不便だったろう、と思うが、実はそうではないようである。昔の日本では、赤ちゃんはどうやらひっきりなしに「シーシー」「ブーブー」といって「ささげられて」おり、実際におむつを汚すことが少なかったことがうかがわれる。家族によっては2週間でおむつが取れることを誇りとしていたところもあったらしい。東南アジアやアフリカのお母さんたちは今でもからだに密着させて赤ちゃんを抱いており、赤ちゃんが用を足すときは身体から離し、服を汚すことはないという。 つまり、赤ちゃんの非言語的なメッセージを受け止める、という身体技法を大人の方が有していたのではないか?それを受け止められなくなった大人の在り方こそ問われているのではないか?
上記の問題意識のもとにトヨタ財団助成研究「赤ちゃんにおむつはいらないー失われた身体技法を求めて」を立ち上げ、2006年度に、高齢者の聞き取り、保育者・母親からの聞き取り、文献検索などを行った。その結果をもとに、2007年度には、自然育児友の会を中心とする母親におむつなし育児を実践してもらった。結果として「なるべくおむつを使わない育児」は、十分可能であり、現在の母親にも、楽しみながらやっていただける生活の知恵であることがわかった。当学会でも関連した発表を行っている。自由集会では、実践してもらったお母さんたちもまじえ、具体的な研究の成果を公衆衛生関係者と共有する機会としたい。
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